9年に及んだ大埼玉事変に起こった事柄を書き留めます。
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大埼玉事変 事象03 中編その2
20XX年1月某日午後10:00埼玉県は突如独立を宣言する。
それに伴い、同日から夜明けまでにかけて、一夜にして
山梨、群馬、茨城、栃木へ武装部隊を電撃的に侵攻、制圧した。
この様に埼玉県は周辺4県を取り込み、「大埼玉県」を樹立させる。
いわゆる「大埼玉事変」である。
(その後、「ダサイタマ県」と揶揄される所以である)
政府はこれを国内事案として対処し、海外からの援軍を拒否、また内政干渉とまでその行動を拒絶した。
大埼玉県境にはバリゲートが作られ、県外からの一切の連絡交通手段は絶たれた。
既に軍隊化していた大埼玉県内のかつての自衛隊は大埼玉県警の支配下に堕ち、
警備隊として県境等の拠点に配備された。
警備隊の中には活動死体と呼ばれる、死んだ人間を活用した「半機械人間」が含まれていた。
半機械人間は各兵科ごとに特殊な仕様を施され、一度活動を始めると約一ヶ月自立可動が可能であり、
何よりも負傷等による欠員のリスクがほぼ無く、撃たれても前進する事が出来、
交戦した自衛軍兵士によれば、
本体を爆散させない限り動きを止めないという。
数少ない半機械人間の鹵獲パーツから、量産され、情報を管理された脳と
人工神経接続技術がふんだんに応用された
生ける死体の様な物であるという事は解ったが、結局具体的な解析には至らなかった。
つづく
それに伴い、同日から夜明けまでにかけて、一夜にして
山梨、群馬、茨城、栃木へ武装部隊を電撃的に侵攻、制圧した。
この様に埼玉県は周辺4県を取り込み、「大埼玉県」を樹立させる。
いわゆる「大埼玉事変」である。
(その後、「ダサイタマ県」と揶揄される所以である)
政府はこれを国内事案として対処し、海外からの援軍を拒否、また内政干渉とまでその行動を拒絶した。
大埼玉県境にはバリゲートが作られ、県外からの一切の連絡交通手段は絶たれた。
既に軍隊化していた大埼玉県内のかつての自衛隊は大埼玉県警の支配下に堕ち、
警備隊として県境等の拠点に配備された。
警備隊の中には活動死体と呼ばれる、死んだ人間を活用した「半機械人間」が含まれていた。
半機械人間は各兵科ごとに特殊な仕様を施され、一度活動を始めると約一ヶ月自立可動が可能であり、
何よりも負傷等による欠員のリスクがほぼ無く、撃たれても前進する事が出来、
交戦した自衛軍兵士によれば、
本体を爆散させない限り動きを止めないという。
数少ない半機械人間の鹵獲パーツから、量産され、情報を管理された脳と
人工神経接続技術がふんだんに応用された
生ける死体の様な物であるという事は解ったが、結局具体的な解析には至らなかった。
つづく
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